老人ホームはイヤ!高齢者が入居を拒否する理由とは
入居先の老人ホームが見つかっても利用者本人が入居をためらっている。老人ホームに 入りたくないと入居を拒む方も多くいます。せっかく見つかった施設を拒否され在宅での介護を強いられる状況もあります。今回は、高齢者がなぜ入居を拒否してしまうのか、どうすれば気持ちよく入居してもらえるかご紹介していきます。
なぜ嫌がるのか?施設への入居を拒否する理由とは
家族の負担を減らし、本人が快適で満足した生活が送れるよういろいろな施設を検討したうえで入居を拒否されるケースも少なくありません。一度聞いた話を忘れてしまう認知症のある方もいれば、理解力は十分だけど納得してもらえなかったというケースもあります。どのような理由で入居を拒否してしまうのかよくある例をご紹介します。
自宅で生活を続けたいから
老人ホーム自体はどんなところか、本人も知っているうえで自宅での生活を希望される方もいます。今まで何十年と住み慣れた環境から突然離れるということに抵抗感を持つ高齢者の方もいます。自宅よりも豊富なサービスが受けられる老人ホームですが、いざ自宅を離れる、という決断は家族が思う以上に重要な決断です。
内閣府の高齢者介護に関する世論調査では自宅での生活を続けたいという方が実に85.6%でもっとも多い結果となりました。このような理由で入居を拒否される場合、親身な対応が必要になります。
施設で他人に世話になりたくない
いままで在宅で介護を受けていた方の中には、知らない人に世話してほしくないという方や他人に世話をかけるのが申し訳ないという思いから入居を拒否される方がいます。
食事や移動介助程度なら受けてくれるものの入浴や排せつ介助などは特に抵抗感を覚える方も少なくありません。介護経験や医療提供経験がある医療従事者より一緒に生活をしてきた家族の方が自分のことをよくわかってくれていると思う方もいるようです。
知らない人との共同生活に抵抗がある
老人ホームでは一人ひとりに快適に生活してもらえるよう個室がある施設も多いです。しかし、高齢者の中には病院のような大部屋で気が合うかわからない人との生活に不安を覚える方もいます。
女性の場合はお話が好きな方、そうではないかともいるためコミュニケーションがうまく取れるか心配で入居を拒む方もいます。男性の場合、施設での季節ごとの行事やレクリエーションに参加するのが嫌だと思う方もいます。
老人ホームなどの施設にネガティブなイメージがある
自宅である程度満足した生活を送っていても家族の負担が大きい場合や、やむを得ない理由で老人ホームへの入居となってしまうケースもあります。老人ホームがどんな施設であるかを知らない人は、施設に入居となると高齢者扱いされたと感じる方や、家族から見放されてしまったと感じる方もいるようです。
このようなネガティブなイメージは本人だけが感じていてうまく言葉で表せないこともあり、入居してからトラブルにつながるケースもあるようです。
本人が気持ちよく入居するには工夫が必要!
高齢者が老人ホームへの入居を拒否する理由は、個人や家庭によってさまざまな問題があります。多様な問題に対しどのようにすれば入居に応じてもらえるのでしょうか?次に本人が気持ちよく入居するために効果的な工夫についてご紹介していきます。
本人の気持ちをしっかりと聞く
何よりも大切なのは本人の気持ちをしっかりと聞くということです。入居を拒否する理由としては、自宅で生活をしたい、施設で世話になりたくない、共同生活が不安と入居拒否の中でもいろんな理由があげられます。なぜ拒否するのか、本人をよく知る家族がしっかりと傾聴することが大切です。
また、施設側も本人の気持ちをしっかりと聞くことが大切です。そうすることでこの施設はしっかりと話を聞いてくれる、頼ってもいいかもしれないと信頼関係が生まれやすいからです。
老人ホームがどんな場所であるか理解してもらう
高齢者の中には、老人ホームという言葉を初めて聞く方もいます。ましてやどんなところで何をする場所なのかまではわかりません。高齢者本人にとって老人ホームは自宅よりも快適に生活を送れるところ、満足できるところということを伝えましょう。本人にとってのメリットを説明し、理解してもらうことが大切です。
中には、認知症のためうまく理解ができない方もいます。そのような場合には本人にとって安全であること、求めている要求に限りなく答えてもらえるところということを伝えてみることが大切です。
本人の生活を第一に尊重していることを伝える
老人ホームでの共同生活を不安に思う方の中には、個別での対応がしっかりとされないのではないかと感じる方もいます。老人ホームでは、共同生活だからこそ個人の時間やプライバシーを尊重していることを伝えましょう。
無理に入居させると問題が起こることもある
ここまで高齢者が入居を拒否する理由や工夫についてお伝えしてきました。しかし、中にはなかなか納得してもらえなく時間や経済的負担から無理な入居となってしまうケースがあります。そのような場合どんな問題が起こりうるのかご紹介していきます。
施設の生活になじめなく認知症の症状がでる
本人が納得して施設生活を送れていない場合、生活リズムやモチベーションが崩れ、不眠やストレスなどが増えてしまう場合があります。さらに悪化すると認知症の症状が進行し、久しぶりに再会する家族を忘れてしまうというケースも少なからずあります。
共同生活を送るうえで認知症の症状が進行してしまうと本人の生活の質を低下させることにつながる恐れがあります。
家族や施設スタッフと本人の信頼関係が崩れる
無理な施設入居になってしまった場合、それまで良好だった家族、これから本人との関わる時間が多い施設側との信頼関係が損なわれる可能性があります。
信頼関係が得られないまま施設生活を送るとスタッフの要望をなかなか聞いてもらえなかったり、ほかの入居者とのトラブルになったりする可能性もあります。最悪の場合、施設側からの提案で退去を余儀なくされるケースもあるため信頼関係はとても大切になります。
まとめ
今回の記事では、高齢者が老人ホーム入居を拒否する理由、それに対する工夫、無理やり入居させることへのリスクについてご紹介してきました。入居手続きを円滑に進行させるためには、本人の気持ちをしっかりと傾聴し、本人の意思で入居できることが理想的です。そのためには日ごろから本人と今後の話をすること、施設側と家族がしっかりとコミュニケーションを図ることが大切です。
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引用元:https://example.com
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